●'08Albirex Conference<1/21不承諾理由の回答について>
クラブ側から、カンファレンス開催不承諾の理由について書面で回答を頂きました。
公表させていただきます。(クラブより了解頂いております。)
アルビレックスカンファレンス
実行委員会代表 岡田穂 様
前略 平素は当クラブ及びチームに対しまして多大なるご支援ご協力を賜り感謝申し上げます。
先ず、貴カンファレンス実行委員会の組織及び活動主旨に関しまして十分な認識と意思の疎通が構築されていなかったことに関しましてお詫び申し上げます。
貴実行委員会の過去二度に渡る意見交換会の実施につきましては意義あるものと認識致しております。
又クラブ運営においてサポーターの皆様の忌憚の無いご意見を頂戴し2007年度の試合運営・チーム運営の参考とさせて頂きましたこと改めて感謝申し上げます。
さて、今年度に於きましても開催の申し入れが有りましたが、昨今サポーターの皆様に於かれましては各種団体の組織化と連携が見られるようであります。また、クラブ創立13年の時を経て、サポーターの皆様の動向も過去とは異なり、様々な趣向の団体・グループが数多く見受けられるようにもなってまいりました。サポーターの皆様とは、変わらず対話の機会をつくりあげ、前向きなクラブ創造を共に歩むという姿勢には変わりありませんが、全てのサポーター団体招聘による対話の機会を鑑みると難しい状況でもあると認識する次第であります。
よって、上記の理由からこのたびの貴会主催のカンファレンスにつきましては、ご参加申し上げできかねる旨、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
しかしながら、当クラブと致しましても色々な方々のご意見を頂戴する場を、当社主催で行うことにより、より広くご意見を頂戴できるのではないかという判断で、その機会を検討致しているところです。貴団体も含め弊社に対して忌憚の無いご意見を頂戴しクラブ運営の参考とさせて頂ければ幸いと存じます。
今後とも皆様と一緒に発展してまいりたく、ご指導ご鞭撻の程宜しくお願い申し上げます。
株式会社アルビレックス新潟
代表取締役社長 中野幸夫
取締役運営部長 小山直久
カンファレンス実行委員会は、「'08Albirex Conference」開催に向けてクラブ側との交渉を続けてきました。この間、文書・メール・電話によるやり取りばかりでなく、クラブ側と直接話し合う機会も設けていただき、その結果、上記のような回答を正式にいただくことができました。
これまでの交渉内容と正式回答を踏まえた上で、カンファレンス実行委員会が出した結論を述べます。
趣旨を要約致しますと
・過去2回のカンファレンスは有用であった。
・しかしながら、特定のサポーター団体が主催する会合に
クラブが公式に出席すべきではないと判断した。
・今後は、クラブ主催での意見交換会を開催すべく検討中である。
の3点になるかと思われます。
上記のクラブからの回答を見て分かるように、今回クラブ側が出席できない理由の第一は、私たち実行委員会のような「サポーターが任意で立ち上げた団体が主催する会に、クラブが出席するわけにはいかなくなった」という点にあります。
言われるとおり、私たちカンファレンス実行委員会は、代表者である岡田穂が中心となって自主的に立ち上げた団体であり、アルビレックスサポーターの総意で認められた団体ではありません。従いまして、今回クラブ側から出された理由は、もっともだと理解しております。
第1回目の準備段階から委員会の中にも、「私たち主催ではなく、あくまでクラブ主催にすべき」という意見はありました。
諸事情もあり、過去2回は自主的団体である私たちが主催することとなりましたが、特定の意見に偏ることのないよう細心の注意を持って運営してきたつもりです。アンケートにも800件を超す回答をいただくなど、広くサポーターの意見がカンファレンスに反映するよう努力してきました。
しかし今回、このような事態になったことは、私たちのいたらなさの結果であり、第3回のカンファレンスを期待していた皆様には大変申し訳なく思います。
J1昇格5年目になる今年、クラブにとってはかつてのようなサポーターの顔と名前が一致し、個々に話し合えるような状況では無くなってきたという事実を、私たちもきちんと受け止めようと思います。これは悲しいことでもありますが、クラブがステップアップするためには必要な転換期だと判断しました。
今後、
『クラブ側は、特定のサポーター団体が呼びかける話し合いの場には一切出席しない』
という態度を尊重し、私たち実行委員会主催のカンファレンスは行わないことに決定しました。
とはいえ、過去2回開催されたカンファレンスの意義を、クラブ側が十分に評価してくれたことは嬉しく思います。
さらには、今後はクラブ主催で意見交換の場を設けることを検討中との回答を頂きました。
これがぜひ実現するよう、見守っていきたいと思います。
これまでの2年間、私たち実行委員会が行ってきたアンケートの回答、カンファレンス実施にご協力いただいたサポーターの皆様には、あらためて感謝の言葉を述べさせていただきます。
ありがとうございました。